アルバム解説

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アルバム解説 アルバム収録曲目 ジャケット 映像作品 書籍 楽器 来日公演 リンク


1960s
Buffalo Springfield
Buffalo Springfield Again/ /
Last Time Around
Neil Young
Deja Vu
Everybody Knows...
1970s
After The Gold Rush
4 Way Street
Harvest
Journey Through The Past/ /
Time Fades Away
On The Beach
Tonight's The Night
Zuma
Long May You Run
American Stars'n'Bars
Decade
Comes A Time
Rust Never Sleeps
Live Rust
1980s
Hawks And Doves
re ac tor
Trans
Everybody's Rockin'/ /
Old Ways
Landing On Water
Life
This Note's For You
Eldorado
Freedom
1990s
Ragged Glory
Weld
Arc
Harvest Moon
Lucky Thirteen
Unplugged
Sleeps with Angels
Mirrorball
Dead Man
Broken Arrow
Year Of The Horse/ /
2000
Silver And Gold
Road Rock Vol.1
Are You Passionate?
Greendale
Greatest Hits
Prairie Wind
Living With War
Live At The Fillmore East
Live At Massey Hall 1971
Chrome Dreams II
Fork In The Road



Fork In The Road
フォーク・イン・ザ・ロード
2007年 評価 : 8/10
518041-2 (2009, CD+DVD, US)
WPCR-13374 (2009, CD, Japan)
参加メンバー


Chrome Dreams II
クローム・ドリームス2
2007年 評価 : 8/10
348220-2 (2007, CD+DVD, US)
WPCR-12790 (2007, CD, Japan)
参加メンバー



Neil Young Archieves Performance Series Disc 03 :
Live At Massey Hall 1971
ライヴ・アット・マッセイ・ホール
2007年 評価 : 8/10
43327-2 (2007, CD+DVD, US)
WPCR-12602 (2007, CD, Japan)
参加メンバー


Neil Young Archieves Performance Series Disc 02 :
Live At The Fillmore East
ライヴ・アット・フィルモア・イースト
2006年 評価 : 9/10
44499-2 (2006, CD+DVD, US)
WPCR-12527 (2006, CD, Japan)
参加メンバー


Living With War
リヴィング・ウィズ・ウォー
2006年 評価 : 7/10
WPCR-12367 (2006, CD, Japan)
43265-2 (2006, CD+DVD, US) "In The Begining" Version
参加メンバー


Prairie Wind
プレーリー・ウィンド
2005年 評価 : 7/10
WPZR-30114-5 (2005, CD+DVD, Japan)
参加メンバー


Greatest Hits
グレイテスト・ヒッツ
2004年 評価 : 8/10 収録曲
WPCR-11995 (2004, CD, Japan)
48924-2 (2004, CD+DVD, US)
Decade以来27年ぶりのリプリーズ・レコード発のベスト盤。選曲は売り上げとラジオのオンエア回数を元になされており、奇をてらった要素の全く無い直球勝負の一枚。とりあえずコレを聴いて気に入った曲がまったくなければ、ニールのことは忘れて良いだろう。


Greendale
グリーンデイル
2003年 評価 : 5/10 収録曲
WPZR-30019/20 (2003, CD+DVD, Japan)
架空の町グリーンデールを舞台にそこに住む一風変わった家族、グリーン家の人々が引き起こす事件をつづった物語のアルバム。本作に収録された全10曲を軸にして、アルバム発表後のニールの家族からツアー・スタッフまでステージに登場させてのワールド・ツアー、CDに付加された2種類のライブDVDと、ニール監督による劇場公開もなされた映画版GreendaleのDVD、さらには書籍と、短期間に様々な形で発表され、ニールの活動歴でも異例の事態となった。しかしながら、いくつかは魅力的な楽曲はあるものの物語を含めた全体の出来は平均的なものに収まっているので、本編のアルバムを聴くだけに留めるのが無難だろう。

Are You Passionate?
アー・ユー・パッショネイト?
2002年 評価 : 5/10 収録曲
WPCR-11251 (2002, CD, Japan)
参加メンバー
ニールにとっては念願ともいえるであろうBooker T.Jones, Duck DunnのMG'Sをバックに従えての21世紀最初のアルバム。軽快なリズムに時にユーモアさえ感じさせるギターリフにのったニールの歌は低音での呟くようなスタイルをメインに時に裏声を交えたりと非常にバリエーション豊か。2001年のクレイジーホースとのフジ・ロックでの来日公演でも演奏されたGoin' Homeを除いてはどの曲もニールの最近のイメージとはかなり距離をおいた内容なので好き嫌いの別れるアルバムではあるが非常に意欲的な内容であるのは確かだろう。

・ 2001年7月28日フジロック・フェスティバルにおいてクレイジ・ホースと共に3度目の来日公演を行った。

Road Rock Vol.1 2000年 評価 : 7/10 収録曲
WPCR-10876 (2000, CD, Japan)
参加メンバー
2000年8月から2ヶ月間に渡って行われたMusic In Head Tourからのライブ作品。18分に及ぶCowgirl In The Sandを筆頭にSilver And Gold後のツアーであるに関わらずも本作に収録されたのは新曲Fool For Your Love(作曲は80年代)とディランのカバーAll Along The Watchtowerを除いてすべて70年代以前の曲。CowgirlのみならずWalk On, Wordsと長年のファンならば驚愕すべき選曲であり、Silver & Goldのメンバーとは思えないほど豪快な演奏ではあるが、一枚のライブ作品としては何故か脆弱な印象が残る。MIHツアーのドキュメントとしてはコロラド公演を完全収録したRED ROCKS LIVE(VHS/DVD)の方が断然優位だろう。

・コーラスに妻のペギ・ヤングが参加。Motorcycle Mamaの二番目(Well, I'm here to deliver...)をソロで歌っている。
・All Along The Watchtowerではクリッシー・ハインドがボーカルで参加。プリテンダーズは本ツアーのオープニング・アクトを務めた。
・Red Rocks Liveとは7曲重複しているが演奏日は全て異なっている。

Silver And Gold 2000年 評価 : 8/10
WPCR-10640 (2000, CD, Japan)
参加メンバー
Harvest Moon以降久々の全編アコースティック・サウンドによるアルバム。97年のHORDE、 99年のソロ・ツアーにおいて入念に練り上げた楽曲にベン・キース、スプーナー・オールダムらバックの面々の好サポートが光る秀作。近年に書かれた作品以外にも80年代にライブでしか聴くことの出来なかった曲が新たなアレンジで収録されていることも話題になった。アルバムと同時発売で99年の弾き語りライブを収めた映像版Silver And Goldも発表された。

・初回限定で紙ケース入りのバージョンも発売された。(輸入盤のみ)

Year Of The Horse
イヤー・オブ・ザ・ホース ライブ
1997年 評価 : 10/10
WPCR-1288-9 (1997, CD, Japan)
参加メンバー
Weldの続編ともいえるBroken Arrow 発表後のライブアルバム。一曲を除きすべて1996年のツアーからの収録となっている。ニールとクレイジー・ホースの生み出す怒涛の音の壁は表面は氷のように冷たいがその内面は炎の如く熱く燃えている。ギター二本とベース、ドラムという極めて基本的な編成ながら、彼等の繰り広げる独特の音世界は何年もの音楽活動を経て培われてきたベテランの凄みが感じられる。全てのライブ・バンドが手本にすべき作品。なお本作と並行してジム・ジャームッシュ監督による同名のライブ・ドキュメンタリーも制作され、日本でも劇場公開された。

Broken Arrow 1996年 評価 : 7/10
WPCR-790 (1996, CD, Japan)
参加メンバー
どの曲にも長いギターソロがふくまれたスタジオライブ的なアルバム激しさよりも重さに重点をおいた演奏で、五十代に入ったニールの渋いロックサウンドである。

・ 8曲目はブルースのスタンダード曲。オリジナルはジミー・リード
・ アナログ盤にのみCD未収録曲Interstateを収録(録音は90年)

Dead Man 1996年 評価 : 7/10
WPCR-631 (1996, CD, Japan)
ジム・ジャームッシュ監督 ジョニー・デップ主演の同名映画のサウンドトラック盤。全篇ニールが音楽を担当し、そのほとんどがギター、オルガンによるソロ演奏で、映像を見ながら即興で音を付ける収録風景はプロモーション・フィルムとしても発表された。作品としては映画を観てもらったほうが早いが、音声のみの本作もニールと彼の長年の相棒であるギター、オールド・ブラックそして特注のリバーブより生み出される紡ぎだす幽玄なサウンドが堪能でき、裏ギター・アルバムとしても注目に値する。


Mirror Ball 1995年 評価 : 8/10
WPCR-277 (1995, CD, Japan)
参加メンバー
バックバンドに当時、絶大な人気を誇っていたシアトル出身のバンド、Pearl Jamを起用した作品。パール・ジャムの図太くも引き締まった演奏に刺激されてか、ニールのギターソロ、ボーカルともに生き生きとしている。大半の曲がヘヴィーなギター・サウンド中心でギタリスト3人による轟音の壁は圧巻。

・ 本作収録時のセッションで録音されたパール・ジャムの自作曲2曲がシングル「Merkinball(マーキンボール)」として発表された。詳細
・ 初回限定で木箱入りのバージョンも発売された。

Sleeps With Angels 1994年 評価 : 6/10
WPCR-83 (1994, CD, Japan)
参加メンバー
交友のあったNirvanaのカート・コバーンの自殺(遺書にHey Hey My Myの一節が引用された)の後に発表され、ニールからの追悼アルバムとして話題になった。どの曲もどんよりと暗く悲しみに満ちた激しさを持っている。

Unplugged
アンプラグド
1993年 評価 : 7/10
WPCP-5360 (1993, CD, Japan)
参加メンバー
大流行したMTV企画の「アンプラグド(アコースティックを中心にしたライブ番組)」出演時の音源。当時あらゆるアーティストがアンプラグドに出演したが、ニールの演奏はその中でもエリック・クラプトンらと並び、最高の演奏の一つとして評価された。前半7曲は、ギター、ピアノ、オルガンを使っての弾き語り、後半は「ハーヴェスト・ムーン」の流れで、復活したストレイゲーターズとのバンド編成、コーラスにニコレット・ラーソンと、ニールの妹のアストリッドが参加している。お馴染みのマーチン、テイラーなどギターの音も素晴らしいが、このライブのために練習し直したというハーモニカの演奏にも注目して欲しい。

・ ビデオ版の「Unplugged」とは若干テイクが異なっている。

Lucky Thirteen
ラッキー・サーティーン
1993年 評価 : 6/10
MVCG-102 (1993, CD, Japan)
MVCG-19331 (1998, CD, Japan)
UICY-6674 (2007, CD, Japan)
参加メンバー
1982年から1987年までのゲフィン・レコード在籍時期に収録された音源13曲を収録した編集盤。アルバムと同じ曲が5曲、バージョン違いが5曲、LD作品「ソロ・トランス」から2曲、完全な未発表曲が1曲と今ひとつ製作意図が不明瞭な内容。リプライズ復帰、再評価後の人気への便乗作品とも思えなくも無い。何かと評判の芳しくないこの時期のニールではあるが、楽曲、演奏、録音のクオリティ自体は決して手を抜いたものではなく、むしろ執拗に作りこまれた感がある。聞き手自身がニールの音楽はこうあるべき、というプレッシャーを取り除くことが出来れば十分に楽しめる音楽なのは間違いない。

Harvest Moon 1992年 評価 : 8/10
WPCP-4992 (1992, CD, Japan)
参加メンバー
ニール、久々のアコースティックをメインにしたアルバム。一般には72年のHarvestの続編と言われているが、実際にはHarvest以上に伝統的なフォーク、カントリー色が強く、あえて比較すれば78年のComes A Timeと共通した趣が感じられる。粒ぞろいの楽曲と親しみやすい演奏で久々のビック・ヒットとなった。

Arc 1991年 評価 : 4/10
「ウェルド」同様にSmell The Horseツアーでの演奏であるが、こちらはLike A Hurricane、Love And Only Love等の曲の冒頭とエンディングのギターノイズを繋ぎ合わせた実験的な作品。一部ボーカル・パートもありそれほど難解ではないのでWeldのフリーキーさが気に入ったのならぜひ聴くべきだろう。

・ 91年10月にWeldが発表された直後にArcをボーナスCDとした三枚組み限定版Arc Weldが発売され、その後92年1月以降から別売りとなった。なおArcの日本国内盤は存在しない。
・ ARC-WELD 限定版

Weld
ウェルド ライブ・イン・ザ・フリー・ワールド
1991年 評価 : 8/10
WPCP-4461-2 (1991, CD, Japan)
WPCR-1191-2 (1997, CD, Japan)
参加メンバー
Crazy HorseとのSmell The Horseツアー(1/22-4/27/1991)からの二枚組ライブ。70年代のRust Never Sleeps/Live Rustでの激しく歪んだギターと長いギターソロがというスタイルを踏襲しつつもさらに強力な演奏を堪能できる。同タイトルのビデオ(収録テイクは一部異なる) も発売された。

・収録曲は91年2月17日ピッツバーグ、2月27日ランドーヴァー、4月27日LAでの3公演からの選曲。

Ragged Glory
傷だらけの栄光
1990年 評価 : 7/10
WPCP-3847 (1990, CD, Japan)
WPCR-375 (1995, CD, Japan)
WPCR-2610 (1998, CD, Japan)
参加メンバー
アコースティック色を排して、エレキのみの演奏で久々にバンドとの一体感のあるアルバムになった。前作の成功で自信がついたのか、とにかく明るい曲調で大人のパンク・ロックといった感じ。

・ Mansion On The HillのシングルCDにはアルバム未収録曲Don't Spook The Horseを収録。

Freedom
フリーダム
1989年 評価 : 7/10
22P2-3060 (1989, CD, Japan)
WPCR-374 (1995, CD, Japan)
WPCR-2609 (1998, CD, Japan)
参加メンバー
八十年代を締めくくったこのアルバムは、開き直ったかのようなパワー全開の仕上がりになった。ギターを力まかせにかき鳴らす様子は空回り寸前ではあるがぎりぎりの所で踏みとどまる冷静さは彼のキャリアの長さを物語っている。以前のスタジオできっちり加工された音とは異なり、よりラフで、ステージとの距離の近いサウンドとなった。このころから若い世代のミュージシャンからのニールへの再評価が高まり始めた

・ 89年4月27日から5月5日にかけて2度目の来日公演がおこなわれバックはLost Dogsが務めた。

Eldorado
エルドラド
1989年 評価 : 6/10
20P2-2651 (1989, CD, Japan)
参加メンバー
89年4月から5月にかけて行われたオーストラリア、ニュージーランド、日本を周るツアーに合わせて前記3カ国でのみ発売された5曲入り限定アルバム。ライブ感覚あふれるエネルギッシュなバンド演奏。本作からの3曲は次作Freedomにも収録された。

・ 日本ではCDのみ、オーストラリアとニュージーランドではLP、カセットのみでの発売。(限定5000枚)

This Note's For You
ジス・ノーツ・フォー・ユー
1988年 評価 : 6/10
32XD-956 (1988, CD, Japan) / WPCP-3909 (1990, CD, Japan)
WPCR-377 (1995, CD, Japan) / WPCR-2608 (1998, CD, Japan)
参加メンバー
リプライズ復帰後の第一作目。混迷を極めたゲフィン期の名残か本作でも新たな試みとしてホーン・セクションを大胆に導入し、ビックバンド形式のブルース、ジャズに挑戦している。レコーディング前に行ったクラブ・ツアーの成果かバックを務めるブルーノーツの引き締まった演奏が楽曲の魅力を引き出し、意外にもニールの声とマッチするホーン・セクションがアルバムに彩りを加えている。

Life 1987年 評価 : 5/10
32XD-774 (1987, CD, Japan) / WPCP-3908 (1990, CD, Japan)
MVCG-107 (1993, CD, Japan) / MVCG-19336 (1998, CD, Japan)
UICY-2353 (2002, CD, Japan)
参加メンバー
音的には前作の延長線上にあるが、徐々にCrazy Horseとのよりシンプルな音作りに戻リつつある時期のアルバム。自分らしさを再確認するかのように生き生きとしたロック・ナンバーを収録。

Landing On Water 1986年 評価 : 4/10
32XD-515 (1986, CD, Japan) / WPCP-3907 (1990, CD, Japan)
MVCG-106 (1993, CD, Japan) / MVCG-19335 (1998, CD, Japan)
UICY-2352 (2002, CD, Japan)
参加メンバー
リズム・マシーン、シンセサイザーと典型的なバンド・サウンドの融合を目指した音作りではあるが、その中途半端さゆえか結果的にゲフィン時代で最も地味な印象のアルバムとなった。

Old Ways 1985年 評価 : 4/10
MVCG-105 (1993, CD, Japan)
MVCG-19334 (1998, CD, Japan)
UICY-2351 (2002, CD, Japan)
参加メンバー
前作のロカビリーに続いて本作では彼のカントリー好きが露骨に反映されている。終始異様なまでに当時のありきたりなカントリー・サウンドに徹しており、彼の独自のアイディアは皆無であり、生粋のカントリー・ファンのみに聞き手を限定してしまっているのが残念。

Everybody's Rockin' 1983年 評価 : 5/10
WPCP-3906 (1990, CD, Japan)
MVCG-104 (1993, CD, Japan)
MVCG-19333 (1998, CD, Japan)
UICY-2350 (2002, CD, Japan)
参加メンバー
全編ロカビリーで統一されたニールの全作品中、最も「笑える」アルバム(ジャケットも含む)。オリジナル6曲、カバー4曲を収録しているが、曲を知らなければどれがオリジナルか判別できないほど楽曲、サウンド共に50年代の古き良きロカビリーの再現に徹している。入念に計算された企画モノか、単なる中年男の暴走か、は別としても何故か繰り返し聴いてしまう不思議な魅力がある。

Trans 1982年 評価 : 5/10
MVCG-103 (1993, CD, Japan)
MVCG-19332 (1998, CD, Japan)
UICY-2349 (2002, CD, Japan)
参加メンバー
ゲフィン移籍後の第一作目。ニールにとってのゲフィン時代とは、自らの音楽性の限界に挑戦し続けた試行錯誤の期間であった。一度これをやると決めたら徹底的にやる、それが彼の流儀。「真剣にカッコ悪いことをやることはカッコイイ」というニュー・ウェーブ世代の逆転発想に挑んだ本作ではシンセサイザー、リズム・マシーン、ボコーダーといった新たな機材を導入。並々ならぬ楽曲レベルの高さに本作に懸ける意気込みがうかがえる。何かと「問題作」といった扱いを受けることの多いアルバムだが肩の力を抜いて聴けばこれほど「楽しい」アルバムはないだろう。

re ac tor
リアクター
1981年 評価 : 5/10
WPCR-11674 (2003, CD, Japan)
参加メンバー
前作のフォーク、カントリーとは一転して、再びCrazy Horseとの全編エレクトリックでの演奏によるアルバム。以前よりもハードになったギター・サウンドと随所に散りばめられたパーカッションが印象的ではあるが、アルバム全体としては楽曲、演奏ともに投げやりな印象を受ける。Shotsは以前はライブでは弾き語りで演奏されていたが本作では狂暴なバンド・サウンドに変貌。


Hawks And Doves
タカ派とハト派
1980年 評価 : 7/10
WPCR-11673 (2003, CD, Japan)
参加メンバー
A面は弾き語り、B面はバンド演奏によるカントリーとRust Never Sleepsで用いられたアルバムの前半と後半でスタイルを明確に変える手法は本作でも用いられている。しかしながら、前作ほどの成果は見られず後半の余りに能天気な演奏には好き嫌いがはっきりと分かれる所だろう。A面の楽曲、演奏が素晴らしいだけにアルバムとしての評価が低いのは残念である。


Live Rust 1979年 評価 : 10/10
WPCP-3905 (1990, CD, Japan)
WPCR-75097 (2005, CD, Japan)
参加メンバー
前作と同じくRust Never Sleepsツアーからのライブ盤。弾き語り中心の前半部とCrazy Horseをしたがえてのエレクトリック主体の後半と当時の彼のライブをそのまま収録した内容。ステージ上に巨大なギターアンプのセットを並べて弦を切らんばかりに弾きまくるギターソロは圧巻。曲目、演奏ともに充実した内容で入門編としても最適。コンサートの模様を収録した映画がRust Never Sleepsというタイトルで発表された(現在、ビデオで入手可)。音源はアルバムの方が78年10月4、14、15、19、22日のからのベストテイク、映画は22日の演奏のみとなっている。

・ アナログLPとCDでは収録時間が異なる。アナログ盤
・ 映画"Rust Never Sleeps" 映像作品

Rust Never Sleeps
ラスト・ネヴァー・スリープス
1979年 評価 : 8/10
WPCP-3904 (1990, CD, Japan)
WPCR-2607 (1998, CD, Japan)
WPCR-75096 (2005, CD, Japan)
参加メンバー
70年代後期を代表する傑作。ライブ録音された新曲7曲とスタジオ録音の2曲で構成されている。次作のLive Rustと一部収録曲が重複しているが、テイクは異なる。前半アコースティック、後半エレクトリックとバランス良く配置され、ライブでの定番となった名曲揃い。以前のアルバムに比べ激しい曲と静かな曲との違いが明確になり、一つのアルバムに異なる二つの面を持たせることに成功している。

・ Pocahontas、Sail Awayはスタジオ録音。
・ Hey Hey, My MyはLive Rustと同じく10月22日の演奏であるがミックスが大幅に異なっている。

Comes A Time 1978年 評価 : 8/10
WPCP-3903 (1990, CD, Japan)
WPCR-2606 (1998, CD, Japan)
WPCR-75095 (2005, CD, Japan)
参加メンバー
ニコレット・ラーソンをボーカルにむかえたニール流カントリー・アルバム。大半の曲はニコレットとのツイン・ボーカルで彼女の新人とは思えない堂々とした唄いっぷり対してニールは終始彼女をサポートするかのように実に控えめな印象。Harvestに通じるムードもあるがそれよりもっと明るくリラックスした楽曲、サウンドで以前の作品に共通してみられた孤独感、緊張感といったものは皆無。

・ 全米最高7位。

Decade
ディケイド 輝ける十年
1977年
WPCP-4547-8 (1991, CD, Japan)
WPCR-1189-90 (1997, CD, Japan)
バッファロー・スプリングフィールド時代からCSN&Y,'76年のソロアルバム“Long May You Run”までの代表曲のほぼすべてを網羅した1967年から1976年までの10年間の活動を集大成したベスト盤。初期の名曲がまとめて聞けるほか、未発表曲も多数収録。

American Stars 'n Bars
アメリカン・スターズン・バーズ
1977年 評価 : 7/10
WPCR-11672 (2003, CD, Japan)
WPCR-75094 (2005, CD, Japan)
参加メンバー
発売直前にお蔵入りとなったアルバムChrome Dreamsからの4曲(B面)とL・ロンシュタットらを迎えて行われたリハーサル・セッションの音源からの5曲(A面)を組み合わせた編集版的なアルバム。地味ながらも味わい深い曲が収録されているのだがアルバム全体としては散漫さが目立つ。 ニールの代表曲の一つであるLike A Hurricaneを収録。

・ Chrome Dreamsのアセテート盤(試作品)は後に流出し、ブートレグとして広く出回った。
・ シングル・カットされたLike A Hurricaneでは曲が長すぎるため、当然片面に納まりきらず、ギターソロの途中で区切って両面に分割収録する荒業にて発表された。
・ このアルバムのみ何故か最近まで新品カセットが販売されていた。詳細
・ 2004年発売のDVD-Audio盤(R9 73943, 2004 US)ではボーナス・トラックとして76年イギリス公演での"Like A Hurricane"のライブ映像が収録されている。映像作品

Long May You Run
太陽への旅路
1976年 評価 : 6/10
WPCP-3910 (1990, CD, Japan)
WPCR-2611 (1998, CD, Japan)
WPCR-75093 (2005, CD, Japan)
参加メンバー
74年のCSNY再編(ツアーのみ)を経て再び盟友スティルスと組みThe Stills-Young Band名義で発表されたアルバム。全9曲中5曲がニールの作品。両者の楽曲、演奏共に平均点はクリアしているもの、ニール作のタイトル曲以外に突出した楽曲がないのが残念。

・ 本来ならばクロスビーとナッシュを加えてCSNY再結成が実現するはずであったがレコーディング後にスティルスとヤングによって二人のボーカルは消されてしまった。
・ Stills-Young Bandでのツアー(76/6/23-7/18)も行われたがアルバムのリリースを待たずしてニールは無断でツアーを途中離脱した。

Zuma 1975年 評価 : 10/10 歌詞
WPCP-3902 (1990, CD, Japan)
WPCR-2605 (1998, CD, Japan)
WPCR-75092 (2005, CD, Japan)
参加メンバー
ドラッグで死んだギタリスト、ダニー・ウィトゥンに変わってフランク・サンペドロを加えた新生Crazy Horseをバックにした作品。2ndに近い雰囲気だが、それをさらにレイドバックさせた感触。ライブでの定番である"Cortez The Killer"を含み、C.S.Nとの曲も収録されている。 限りなくライブ演奏に近いスタジオ作品というスタイルが完成されたアルバム。

・ 76年3月3日から11日にかけてニールはCrazy Horseと共に初来日公演を行った。
・ 初来日時のインタビュー記事

Tonight's The Night
今宵その夜
1975年 評価 : 10/10 歌詞
32XD-630 (1987, CD, Japan) / WPCP-3901 (1990, CD, Japan)
WPCR-2604 (1998, CD, Japan) / WPCR-75091 (2005, CD, Japan)
参加メンバー
ドラッグ中毒で死んだC.Hのギタリスト、ダニー・ウィトゥンとコンサート・スタッフであったブルース・ベリーへの追悼アルバム。ほとんど酔っ払った状態で録音されただけあって演奏はかなりラフだが逆にそれが独特のムードを醸し出している。本作品の最初の録音は1973年に行われたがレコード会社が難色を示したために一時、放置されたがその後1975年なって新たに曲を加えてをリリースされた。聞けば聞くほどに味わい深い名盤。

・ Danny Whittenがリードボーカルを取るCome On Baby Let's Go Downtownのみ1970年3月のニューヨーク、Fillmore Eastでのライブ録音からの収録。
・ アナログ盤は写真入りのカード付。写真

On The Beach
渚にて
1974年 評価 : 8/10
WPCR-11671 (2003, CD, Japan)
WPCR-75090 (2005, CD, Japan)
参加メンバー
ザ・バンドのリヴォン・ヘルム、リック・ダンコをゲストに迎えて制作されたスタジオ作品。前作の張り詰めた緊張感とは対照的にザ・バンドの諸作品にも通じるリラックスしたムードとブルースを主体にした曲での果てしないけだるさがアルバム全体を覆っている。どの曲にもデビュー以降、前作まで感じられた若々しさよりも、成熟した大人の男の渋味、深みといったものが感じられ、アーティストとして新たな境地に立ったニールの姿がうかがえる。


Time Fades Away
時は消え去りて
1972年 評価 : 8/10 歌詞
参加メンバー

全米各地でライブ録音された新曲のみを8曲収録した変則的なライブアルバム。ソフトに仕上げられたHarvestとは打って変わって、この上なくラフな演奏をバックに感情をむき出しにして歌うニールの姿に圧倒される。録音時期が近いこともあって、サウンド的にはTonight's The Nightと共通したものを感じさせるが、こちらの方がよりバンドらしい空気を感じさせる。すすり泣くような声で歌われるJourny Thru The Past 、ニール自身の少年時代を赤裸々に語ったDon't Be Deniedなど曲の水準も高く、ニールの隠れた名盤といえる。

・ 未CD化アルバム。未CD化アルバムについて
・ アナログ盤は手書きの歌詞カード付。
・ Listening Sample : MP3

original soundtrack recordings
Journey Through The Past
過去への旅路 (オリジナル・サウンド・トラック盤)
1972年 評価 : 4/10

同名映画のサントラ盤。映画同様にぞんざいな作りではあるが映画では一部分のみ収録されていた アルバム「ハーベスト」のリハーサル風景を収めた15分にも及ぶWordsは聴き応えがある。また、CSNYのライブからのFind The Cost Of Freedom、Ohioに至る流れは絶品であるが、アルバム全体を通して聴くには余りにも退屈。

・ 未CD化アルバム。
・ ジャケットは両面見開きの大変凝った作りになっている。写真

Harvest
ハーヴェスト
1972年 評価 : 10/10
32XD-395 (1986, CD, Japan) / WPCP-3900 (1990, CD, Japan)
WPCR-376 (1995, CD, Japan) / WPCR-2530 (1997, CD, Japan)
WPAR-10036 (2002, DVD-Audio, Japan) / WPCR-75089 (2005, CD, Japan)

参加メンバー
クレイジー・ホースらと一時別れて、ジュニー・キャッシュのTV番組出演のために訪れたナッシュビルで出会った、ベン・キース、ティム・ドラモンドらを中心にしたストレイ・ゲーターズと組んだ4作目。弾き語りからバンド、オーケストラとの共演までまさにニール・ヤング見本市といったバラエティに富んだ内容。フォークとロックの程好い中間点を狙った音楽性は前ソロ作「After The Gold Rush」と同路線であるが、本作におけるバス・ドラム、ベース、ギターの6弦ミュート音から成る低音のビートの強調は注目すべき点であり、そこにスティール・ギターの流麗なハーモニーを加えたものこそ初期ニール・ヤング・サウンドの完成形であった。その代表例ともいれるシングル 「ハート・オブ・ゴールド(孤独の旅路)」が全米一位となり、1972年度のビルボード年間アルバム・チャートでもキャロル・キング「タペストリー」を押さえて一位となった。

・ アナログ盤は手書きの歌詞カード付き。写真

4 Way Street
(CSN&Y)
1971年 評価 : 8/10
36P2-3000 (1989, CD, Japan)
AMCY-410-1 (1992, CD, Japan)
WPCR-75051-2 (2005, CD, Japan)
C,S,N &Yとしての二枚組ライブ版。disk1はメンバーそれぞれのアコースティック・セットで、バンドと言うよりソロアーティストのジョイント・ライブに近い。ここでニールは2ndソロからの曲を中心に見事な弾き語りを披露し、彼のライブ作品の中でもトップ クラスの出来になっている。disk2はリズム・セクションを加えてのエレクトリック・セットで長いギター・バトルが印象的。

・ ニ回目のCD再発(1992年)からボーナストラック4曲が追加された。

After The Gold Rush 1970年 評価 : 10/10
20P2-2092 (1987, CD, Japan)
WPCR-2529 (1997, CD, Japan)
WPCR-75088 (2005, CD, Japan)
参加メンバー
CSNYとCrazy Horseの2つのバンドを行き来しつつライブ・ツアーの合間を縫って製作された本作は、当初Crazy Horseと共に録音を開始したもののギターのダニー・ウィトゥンのドラッグ問題により、急遽、無名の新人ギタリスト、ニルス・ロフグレンを加えて録音された。本作から本格的にピアノを導入し、ギター中心のサウンドからより広がりのある音楽性へと移行している。また、Deja Vuの大成功によりニールへの注目が集まっていたこともあり、結果的に商業的にも大きな成果をもたらした。(全米8位)

・ 手書きの歌詞カード付き。写真

Deja Vu
(CSN&Y)
1970年 評価 : 7/10
32XD-367 (1985, CD, Japan) / 20P2-2355 (1988, CD, Japan)
AMCY-4001 (1995, CD, Japan) / AMCY-2726 (1998, CD, Japan)
WPCR-75050 (2005, CD, Japan)
60年代ヒッピームーブメントの集大成であり、ウエストコースト・ロックの幕開けとなった名盤。CSNとして一足早く成功を収めたスティルスが地道にソロ活動を始めていたニールにグループへの参加を提案したことがきっかけと言われているが、CSNの完璧なコーラス・ワークにニールの出る幕は無かったようで、リードボーカルをとった二曲の自作曲以外に彼の存在は感じられない。 このアルバムの主役はCSNであって彼らの最高傑作であるのは間違いないが、ニールはゲスト参加の域を出ない。

Everybody Knows This Is Nowhere
ニール・ヤング・ウィズ・クレイジー・ホース
1969年 評価 : 9/10
20P2-2102 (1988, CD, Japan)
WPCR-2603 (1998, CD, Japan)
WPCR-75087 (2005, CD, Japan)
参加メンバー
Crazy Horseと組んでの第一作、1stとは打って変わって、ライブそのままの生々しいバンドサウンド。この時点で現在まで続くCrazy Horseのサウンド、ニールの特徴的なギタースタイルが確立されている。本作を発表後Crosby.Stills & Nashからの誘いを受け、ソロ活動と並行してC.S.N&Yとて活動するようになる。

Neil Young 1968年 評価 : 6/10
20P2-2120 (1987, CD, Japan)
WPCR-2602 (1998, CD, Japan)
WPCR-75086 (2005, CD, Japan)
参加メンバー
ソロとしてのデビュー作。何重にもオーバーダビングを繰り返し、ていねいに作り込まれた感がある。 カントリーロック調のアレンジのなかでニールのボーカルは弱々しく、異様なまでの暗さがある。60年代特有のヒステリックなギターの音に、不満が残る。

・ 68年末に発表された後、69年10月からはリミックスしジャケットを変更したバージョンで再発売された。 (CDはリミックス・バージョン)
- オリジナル・ジャケットとリミックス


Buffalo Springfield


Last Time Around 1968年 評価 : 8/10
AMCY-427 (1992, CD, Japan)
AMCY-2589 (1998, CD, Japan)
本作発表の3ヶ月前、結成から約2年(レコード・デビューから1年半)でバッファローはあっけなく解散してしまう。本作では2ndで採用されなかった楽曲や雑誌の公募でファンから送られた歌詞に曲を付けた曲、さらには前作ではエンジニアとして参加したジム・メッシーナの曲を収録するなど、かなり強引な体裁でのリリースとなったが、スティルス、フューレイの成長ぶりは目覚ましく楽曲、演奏ともに前作以上の仕上がりになっている。

Buffalo Springfield Again 1967年 評価 : 6/10
18P2-2853 (1989, CD, Japan)
For Waht It's Worthのシングル1枚でロック・スターの仲間入りを果たしてしまったバッファローは、急速に個々のメンバーの人間関係の対立が顕著になってしまう。本作ではスティルス4曲ニール3曲にフューレイの自作曲が3曲(その内一曲をドラムのD.マーティンに歌わせてしまうという)が加わりサウンド的にもステージでは再現不可能な程、多様になったが(特にニール)、一枚のアルバムとしては詰め込み過ぎの印象が強いのは残念。

・この頃 ニールがアーサー・リー率いるLAのバンド、ラブのアルバム「フォーエバー・チェンジズ」をプロデュースする計画があったが、実現しなかった。

Buffalo Springfield 1966年 評価 : 7/10
AMCY-2387 (1997, CD, Japan)
トリプル・ギター、トリプル・ヴォーカルという特異な編成でデビューしたバッファローの1stアルバムではスティルスが8曲、ニール5曲が採用されている。ニールのリード・ヴォーカルは2曲のみながら既に強烈な個性を放っている。

・本作発表後に発売されたシングル「For What It's Worth」がヒットしたため急遽同曲を加え曲目を変更したバージョンで再リリースされた。